ブックタイトル抜粋版 vol.10 有限会社 阿津坂商事

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概要

抜粋版 vol.10 有限会社 阿津坂商事

有限会社 阿津坂商事てアドバイスや支援をしてもらった。 そんな厳しい時代の少し前、まだ大川に勢いがあった平成5年ごろに、阿津坂社長はその後の会社の方針を決定づける製品に出会う。「ウチじゃ扱えないけど、面白いから一度見ては」と知人から紹介されたのが、ドイツの塗料メーカー・リボス社の製品だった。リボス社は16人の女性博物学者たちによって設立された会社で、当時まだ一般に知られていなかった『シックハウス症候群』を紹介し、アレルギーや喘息の原因を建物に塗られた化学塗料と位置づけて、人や環境に優しい塗料を開発していた。 「当時はまだ自分も『シックハウス』はよく理解していませんでしたが、塗料を販売する上では『何より人の身体に害がないものを』と思っていました」と話す阿津坂社長。自身も高度成長の一方で、様々な公害病や環境汚染などが発生し、科学が人間を蝕んだ時代を経験。さらに身近な自然が次々に失われてゆく事にも、やるせない思いを抱いていたのだった。 当時も今も、市場で流通する塗料のほぼ全ては化学合成されたものだが、リボス社の塗料の主原料は亜麻の種から抽出した亜麻仁油(あまにゆ)で、他の原料も全て植物などの自然素材から作られていた。自然派塗料を求める若い作家たち その製品と哲学に感動した阿津坂社長は、自社での取り扱いを決断。輸入元に交渉して日本では2番目の代理店となった。リボス製品はヨーロッパの厳しい基準をクリアし、4