ブックタイトル抜粋版 vol.10 有限会社 阿津坂商事

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概要

抜粋版 vol.10 有限会社 阿津坂商事

有限会社 阿津坂商事大工道具店から木工塗料の会社へ 福岡県南西部に位置する大川市は、日本一の家具の生産高を誇る木工のまち。筑後川の河口部と有明海に接する立地により、江戸時代から上流部に産出する木材の集積地となり、全国から職人が集まって木工業が発達してきた。戦後から高度成長期にかけて急成長を遂げ、現在最盛期は過ぎたものの「大川家具」は全国に知られる存在である。 その大川で使う人の健康を考えた商品に取り組み、注目を集めている会社が、市の中心部に社屋ビルを構える有限会社阿津坂商事だ。そのルーツは、昭和21年に現社長の阿津坂芳徳氏の父親が開いた小さな大工道具店。父は新潟の生まれで、学校を出ると遠くソウルの金物店に丁稚奉公に出された。やがて頑張って働く姿が別の金物店の経営者に認められ、その一人娘の婿養子に入って阿津坂姓となった。しかし終戦で引き揚げを余儀なくされたため、阿津坂の実家である大川で再出発をすることにした。金物屋だった父が家具のまちで目をつけたのは大工道具。職人を相手にカンナやノコギリを売る店を始めると、生来の真面目な人柄で店は繁盛したという。 「学校から帰るとよく釘や道具の配達に出されましたよ。自転車も誰より早く買ってもらったんですが、乗るのはお使いの時ばかりでしたね」と昔を懐かしんで笑う阿津坂社長。杉木口スリット材を使った壁材と阿津坂社長。楽しそうな笑顔は人を引きつける魅力にあふれている。2